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SEABEESのメダル・オブ・オナー

興が乗ったのでもう一人、ベトナム戦争時のメダル・オブ・オナー受勲者を紹介。
今回はSEABEESのマービン・G・シールズの話。
当時の職能級はConstruction Mechanic Third Class。建設機械運用員、つまりブルドーザやユンボのオペレータだったのであろう。

  ◇

マービン・G・シールズ、3等建設機械運用員。

1965年6月10日、南ベトナムのドン・ハにおいて、合衆国海軍Seabee Team1104の一員として、騎士精神と勇気をもって自らの生命をなげうち、顕著な功績を印した。

米陸軍第1特殊作戦部隊(1st Special Forces)の第5特殊作戦群(5th Special Forces Group)によるA-342分遣隊(Detachment A-342)駐屯基地に対して一個連隊規模のベトコンが重・小火器で猛攻撃を仕掛けた際、シールズは約3時間に渡る射撃戦の間、負傷を負いつつも仲間の将兵への武器・弾薬の配給を続けた。

続いて、ベトコンは火炎放射器や手榴弾・小火器で白兵戦を挑んできた。
この2度目の戦闘でシールズはさらに傷を受けたが、にもかかわらず、4時間以上続いた戦闘の間、負傷した兵をセーフティゾーンに後送するのを手伝いつづけた。
その正確な射撃が基地全隊員を危機に晒していた敵の機関銃座を叩くべく指揮官が同行者を募った時、シールズはこの非常に危険きわまる任務にすぐさま志願した。
この機関銃座に接近しての3.5インチロケットランチャーによる攻撃は成功し、機関銃座の破壊によって疑いようもなく数多くの戦友が救われた。
しかし、シールズ自身は、友軍陣地に戻る途中で敵によって致命的な銃傷を負ったのである。

猛射撃に相対して彼が示した英雄的勇気と武勇は、合衆国海軍の偉大な伝統の発露であるとともに一層の輝きを加えるものである。

  ◇

(訳注)
シービーズは工兵の一種。「海軍設営隊」と訳される事が多いが、軍属の割合が多かった日本海軍の設営隊に対してシービーズは正規兵中心の編成である。軍事と建設のプロフェッショナル・エキスパートの部隊として独特の地位と誇りを持っている。
1965年当時のシービーズは南ベトナム援助計画に沿って軍事拠点や社会インフラの構築などを行っており、第1特殊作戦部隊のグリンベレーと共に最も早い段階からベトナムの戦争に関っていた。

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