Archive for 7月, 2006

「笑う食卓」

最近読んだ本。
笑う食卓

南極観測30次・38次隊に料理人として参加した海上保安官、西村淳氏の文庫第二弾。前作に比べて今回は調理に関する割合が増えているが、ドーム基地越冬隊の日常を綴る軽妙な筆致は健在。

雪上車での行動中の炊事用としてオプティマスとEPI(共に伝統的なキャンプ用ストーブ。信頼性は高いが扱いが面倒で非効率的)があてがわれているのに対してIHヒーターとカセットコンロの導入を提案した西村氏と、「南極観測隊の伝統」を振りかざす小役人と老害お偉いサンとの間のバトルに笑う。と同時にうそ寒い気分になる。
「欲しがりません勝つまでは」「足りぬ足りぬは工夫が足りぬ」的な精神論が、南極観測隊に対して今だにはびこっているのか。初代観測隊の西堀越冬隊長がその第一次越冬の「南極越冬記」で役人根性や学会のセクト主義、空疎な精神論、科学的精神の欠如を憂えて時には罵倒しているというのに、すでに47次を数えた現在に至るまで基本的な風潮は変わっていないのか。

いつものヘアサロンに行って、その後アメ横へ。昼時なので上野薮で蕎麦をたぐろうとしたが満席で待ちが数組。スパッと出て買い物を先に済ませる事にする。
買う物の狙いは決まっていたのでちゃっちゃと入店、探索、試着、裾上げ依頼。15分後に作業完了とのこと。
スポーツ用品店でパワーボールでも買おうかと店を出る。
10分後、豪雨来襲。
幸いなことに100円ショップのすぐ近くだったのでビニール傘を買って引き返す。
シュガーケーンの砂糖黍チノパンツ、柿渋をゲットォォ!

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首尾よくゲットはいいが、降雨ますます盛ん。もう一度上野薮に行くと、今度は空いていた。一枚たぐって帰宅。
科学博物館の企画展「ふしぎ大陸 南極展」の初日なのでちょっと行ってみたかったが、突然の豪雨に気勢を削がれてしまった。

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「大地の砂金」

転職前に読んでいた本。

大地の砂金

既刊である「砂金堀り物語」(脇 とよ著)と「平成の砂金堀り」(北代祐二著)を合本としたもの。
「砂金堀り物語」は、明治・大正・昭和にかけて生涯を道内の砂金堀りに捧げた砂金堀り師、渡辺良作の伝記。この本は名著と言われながらも、絶版のため何十年間も入手が困難だった一冊。
実際に読んでみると、優れた社会文化史・郷土史の趣があり、良書。
「平成の砂金堀り」は現在のアウトドアレクリエーションとしての砂金採りについてのハウツー書。

前職でたいへん消沈していた頃に「北海道で砂金採りになる」などと放言していたのだが、実は真剣にこの道の研究をしていたのですな、これが。
残念ながら、縁故のある道東地域では明治以来の調査結果から砂金が産しないと確かめられているという事実を知ってしまったので人生の夢がまたひとつ消えた訳だが。
そういえば同じ頃に、夏場はライターハウスを開き私設の文庫なぞこしらえてライダーの若者に読ませる名物偏屈ジジイになる、とも放言していたような気もする。

今思うと、かなり疲れていたんだな、俺。

  ◇

トヨムラ大兄から小荷物到着。 中身はリザド迷彩上衣(ARVNのシャツ型)と洋書数冊、あとおまけに、Tバックの下着だけの裸身で48手くんずほぐれつをいたす人たちの情報がまとめられている非売品リスト。
素直に相撲番付と書け。
リザド迷彩はどうしようか。素直にARVNの空挺大隊か、軍事顧問か、半袖に切ってBWNか。空挺ってほどタフなタイプじゃないから、カネとコネで階級を買ったイヤミな佐官か。

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「SLが輝いた日々」

最近読んだ本。

SLが輝いた日々 釧網本線1969-1973

よく見たらamazonでは「釧路本線」と誤植しとるな。
昭和40年代後半のSLブームのころに釧網本線のロコに魅了されて通い詰めたカメラマン、藤泰人の作品集。当時の状況を綴ったエッセイや、元機関士らとの対談がなかなか面白い。収録の写真にしても、C58やC11よりもむしろ、街並みや人々を撮影したものの方が様々な発見がある。

藤氏は日時を違えて同じロケーションからの同アングルショットを何枚何枚も大量に撮っているが、それら一見似たようなショットのうち本当に満足のいくカットは1、2枚であるという意の事を書いている。このプロ根性の発露を大いに見習い、俺もアホカリで似たようなカットを大量生産することを恐れぬようにしよう。プリントを買わされる戦友一同には大迷惑。

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「メルカノ」

最近読んだ漫画。
メルカノ(1)」(大島永遠)

大島永遠、はオオシマトワと読む。実父は大島やすゆき。「永遠」は実名だそうだが良い名前だと思う。
子供の名前を見ると親の知性と教養のレベルが判る、と言ったのは誰だったか。

さて、本作はポータルサイト「フィル・ゲイト」を媒介に出逢った男女を描く読み切りラブストーリーとして発表されたものだが、その後ラブコメ色を強めた連載ストーリー漫画となった。
ストーリー化の骨格として「フィル・ゲイト」の運営サイドが前面に出てくるのだが、サイト運営管理に関するディテールがあまりにも噴飯物なのが引っかかる。
漫画的なフィクション性と現実のリアリズムとはしばしば相反するものではあるけれども、有名ポータルサイトの運営者が利用者の個人情報とメールを元に協力を強要するという設定はあまりにも現実からの逸脱が過ぎるだろう。
そもそもの前提設定が破綻している骨格をもとに変にアクションラブコメ化するよりも、当初の読切り路線のままメルカノ・メルカレ間の心情を描き続けていれば傑作になり得たのではないだろうか。

マカナレイのアロハシャツを買う。
Sakura specialのグレー版。

IMGP1402.JPG

モノクロームの中に浮かぶ桜が「春高楼の花の宴」のモノノアハレを感じさせて良い。
と書くと自分一人で決めて買ったようだが、実はオレンジ版とどちらにするか迷って悩んだあげくにメルカノ(ホラの風速ミュンヒハウゼン男爵の如し)に相談を持ちかけて無理やり選んでもらったのであった。

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「うつうつひでお日記」

今日買った漫画。
うつうつひでお日記
前作「失踪日記」に描かれた後から同書が紆余曲折を経て出版された頃までの間の漫画日記。
ホームレス生活やアル中・入院のような大イベントはなく、日々のルーチン的行動を淡々と描いているだけの日記。
そこが面白いのですが。

商業誌の仕事が少ない時期の為か、毎日毎日、書籍と漫画を読んでいる。単に暇だっただけなのかもしれないが、漫画にしてもその時その時の話題作を押さえていて、絵やストーリー等を研究しているんですな。日記上では1行2行のコメントしか記されていないけど。でも、だからといって流行に迎合するでもなく、まるで何の影響もないかのように自分の色を保ちつづけている。こういう姿勢はなかなかできる事ではないと思うのですよ。

当作中で、「萌え」キャラ漫画の元祖と評された事に対して「俺は『萌え』などという気持ち悪い言葉は知らん」と言い切っているのも、この姿勢が別の現れ方をしたためとすると納得がいく。

  ◇

紐緒結奈閣下の誕生日。
思えばときメモ全盛期には、閣下の下僕といったらマゾのドヘンタイのキチガイ科学者予備軍扱い、よくてマイナーキャラ派の物好きと見なされていたものだ。
もし昨今のツンデレブームの渦中だったらまた別な盛り上がり方をしたのかな。

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サンタの追跡だけじゃない

NORAD monitors N. Korean missile launches(CNN)

COLORADO SPRINGS, Colorado (AP) — The North American Aerospace Defense Command monitored the launches of a series of missiles from North Korea Tuesday but soon determined they weren’t a threat to the United States, a spokesman said.

ところで、朝6時代のTVニュースでは着弾点が稚内の南、手塩沖あたりになっていた筈なのだが。
初動時にありがちな誤報なのだろうか。

撃つぞ撃つぞ、撃ったァ!と、大騒ぎの陰で韓国が日本EEZ内の海流調査を強行
いきなり予定繰り上げて実施か!お前らグルか?!グルなのか?!グルなんだろう!とか思っちゃう訳ですが。

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「漫画家超残酷物語」

最近読んだ漫画。
漫画家超残酷物語
土曜日の読売夕刊で相変わらず萌え萌えな理科子先生のカットを描いている唐沢なをきによる、漫画家(及びその予備軍)の内幕と人間模様を辛辣にえぐる快作。
漫画家とその予備軍志願者の人にとっては身につまされすぎて笑えないと思われるが、むしろ一読を勧めた方が親切というものかなぁ、などと余計なお世話的なことを思う。

身につまされる業界話といえば、ここも凄かった。ジョージA山のアシを長年勤めた方のブログ。
漫画家アシスタント物語

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無印良品でイ草枕(平型)とネクタイハンガーを買う。自室はフローリングなので畳表の香りと感触が新鮮。

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V-Show

恒例のV-Show。
おっと実弾を用意しとかんとな、とメインバンクのキャッシュカードを・・・あれ。無い。

時ならぬ家捜し。とは言っても出がけであまり時間をかけられない。ネットバンキングサービスにログインし、覚えのない引き出し履歴が記録されていない事を確認。
この部屋の中にある事だけは確かなので他人に悪用はされまいが、出て来ないと困る。とりあえずサブバンクのカードで軍資金を調達して浜松町へ。

イベント自体は相変わらずで、会う人も変わりがなさそうだ。久しぶりにNao氏に遭い、変わらぬイケメンぶりに嫉妬。一方、療養中の某店店主氏は今回も参加を見合わせたとのこと。無理しないでご自愛ください。
トヨムラ大人にタンカースジャケットを譲ってもらう。が、値段交渉が行き過ぎてやな奴っぷりをさらけ出し、自己嫌悪。値切る相手を間違ってるよ俺 orz

同会場の5FでNゲージ鉄道模型のイベントをやっていたのでついでに見に行ってみる。この方面の模型にまで再び手を出すと大変な事になるので「見るだけ、見るだけ、見るだけ・・・」と念じつつ一周。幸いな事に国鉄色キハ22とか北海道デフ96/D51とか2ッ目C11とかとは遭遇せず、コレクションクライシスの危機は去った。

今回は、「U.S.NAVY」のネームテープ2種と「33 Beer」(ベトナム産ビールの銘柄。ベトナム戦争中、フリーランスカメラマンの間では33 Beerのパッチを縫い付ける事が流行していた。現在は「333」という銘柄になっている)、新製品のマルイGIコルトを購入して早めに帰宅。部屋の整理ついでにキャッシュカードをサーチ&レスキューせねばならん。
33 Beerのパッチはベトナム製ローカルメイドのリプロ品。実際に見たリプロパッチとしては4種類目。GIコルトは発売後一週間も経っていないのにお値段はポッキリ。買い物としては非常に良い一日ではあったが、しかし、キャッシュカードの行方が気になる。出て来なかった場合の諸手続も思うと気が重い。早々と退出しないでもっと遊んでいたかったんだがなぁ。

結末。
日没前にカードを探し出し、本来あるべきところに収め、部屋もある程度片づいた。やれやれ。

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「仮面のアクトレス」

昨日買って読んだ本。
マリア様がみてる 仮面のアクトレス
今回の電気ドリルの奇行の真意はこうだろうと予想していたら、その通りの展開。
電気ドリル的にはケジメもつき、次刊ではいよいよスール問題に決着か。

  ◇

その金曜日、業務上のことで凹む話あり。前職でも似たような事があったのにダメじゃん俺。
と、下降スパイラルに陥りつつある時、たまたまケーブルTVをつけたら「遠すぎた橋」をやっていた。
物語の後半部、英軍第一空挺師団がアーンエム周辺でSS戦車師団にさんざんに痛めつけられる中、やっとアーカット師団長が包囲下から脱出してきたあたりからの視聴。
この映画は前評判に対してあまり芳しくない結果になっていたが、改めて見るとそれほど駄作でもないように思う。原作の「遥かなる橋」でも再読して、英軍第一空挺師団と増強されたポーランド空挺大隊の絶望的状況での奮闘とファイティングスピリッツから元気を貰おうか。

  ◇

で、今日は「戦略大作戦」のDVDを観た。いつ見てもオッドボール軍曹はすてき(笑)。

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