Archive for 5月, 2005

神田祭

今年は本祭の年なので神田祭へ。
あまり知られていないが、神田祭には「本祭」と「裏年」(正確には他の言い方があると思うが)の年があり、交互に行われるのである。
裏の年も祭そのものはあるが、やはり神田祭は本祭でないと。
とは神保町一丁目に勤めて長い父の談。若かりし頃は自身も神一町会の御輿を担いでいたが、今は昔の話。

神田明神は見物客で大混雑。宮入りは祭りのハイライトだが、こう人が集まっていては見るべきものも見えない。宮入りの順番待ちの待機所として秋葉原電気街の昭和通りが当てられており、各町会の御輿が順々に流れてくるので見物にはこちらの方が楽なようだ。

適当なところで切り上げて、上野広小路へ。蕎麦を食べてアメ横で筋子など買い、帰る。

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層雲峡(3)

最終日。雪。本当に今はゴールデンウィークなのか。
昼過ぎの便で帰るので、実質午前中のみの滞在となる。
大雪山にロープウェーで中腹まで上り、トンボ帰りで下山。中腹とはいえ標高が高いところに登るとますます苛烈な天候で、吹雪くとまでは言わないがまだ真冬の世界だった。何しろ気温が-5度で、構内でストーブを焚いている位なのだ。

下山したら後はもう帰京モード。路傍のミズバショウ群生を眺めつつ旭川空港へ。
レンタカーを返却し、土産を物色する。
昼食はターミナルビル内の蕎麦屋。意外と気合の入った物が出てくる。壁に「台風の影響で江丹別産の蕎麦粉が入らなくなっているので更科にします云々」と断り書きが貼り出してあり、普段は黒々とした蕎麦なのであろうと想像された。よほど自信のある蕎麦だったのであろうとも想像され、さては音威子府の駅蕎麦にも匹敵する美味なのであろうとも勝手に妄想し、よし次の機会には旭川から宗谷本線で音威子府を再訪して食べ比べだ、と決意するのであった。

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層雲峡(2)

2日目。
レンタサイクルで層雲峡観光の予定のところ、天候とホテルフロント氏の情報により車で廻る事となる。
大函と小函、銀河の滝・流星の滝を見物。行ってみると案外の遠出で、自転車では半日行程になっただろう。ホテルフロント氏に感謝。
標高のためと谷間で日照が限られるためか、春まだきな感じで残雪が多く、自然遊歩道や展望台への階段は閉鎖されている。広々とした駐車場に対して車もまばらで、それでも大型観光バスが2・3台やってきた。ハイシーズンには大変ごった返すのであろうが、静かな時期に落ち着いて散策できたのはありがたい。

進路を旭川市街に取り、外国樹見本林へ。小説「氷点」の舞台となったところで、この作品で文壇デビューした三浦綾子の記念文学館がある。自分としてはあまり興味のある作家ではないのだが、母と妹のたっての希望である。
文学館はまだ新しい小奇麗な施設で、展示内容は、まあ各地によくある文学系施設の例に漏れない、とでも言っておこう。何しろ三浦綾子の作品をまともに読んでいないのだから今ひとつ印象が散漫になってしまうんである。館内の喫茶室で閲覧した、文学賞受賞を伝える当時の新聞の下段広告や政局記事は読んでいてたいへん楽しかったが。このころは自民党の派閥動向が一面記事のネタになってたのね。

そうしてコーヒーをのんでいる間、母や妹は熱心かつ入念に鑑賞して廻ったようだ。早々に車に引揚げた父は、どうやら宿に電話して夕食をグレードアップさせていたらしい。何しろ一家揃って食い道楽で、その筆頭の父としては昨晩のようにがっかりさせられる夕食は断固回避するつもりであるらしい。
その食い道楽一同の、本日のランチは旭川ラーメン村である。昨日行きそこねた「青葉」がたまたま今日からテナント入りしたとのことで、当然のごとく青葉に並ぶ。支店の初日だけあって創始者の親方が厨房入りしていたのだが、・・・何といいますか、『知名度に反比例する』例の法則が・・・。

片づかない気分で層雲峡へ戻る。途中、当麻駅へ立ち寄って写真撮影。母方の祖母の実家が駅前で雑貨屋を営んでいたそうだ。大正時代の話だから当時の面影なんか求める方が無茶ではあるが、ルーツの地に立つというのは感慨があるもんだ。

雨が本格的に降り出す。ホテルに戻った頃には雨どころかみぞれとなり、雪になった。それも東京の春先のような牡丹雪じゃない。硝子粉のように肌を切る粉雪だ。大雪山おそるべし。
一旦部屋に入って荷物を置き、層雲峡温泉のメインストリートに行ってみようと傘を借りて外出する。
吹雪いてやがります。うわ。シバレる。これはたまらん。
父は早々に脱落して暖かいホテルに戻ったが。残る3人は足湯に浸かってHPを回復しつつロープウェー駅横のビジターセンターへ。

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層雲峡(1)

ゴールデンウィークの旭川空港は風が冷たかった。おまけに小雨だ。
今年の春の訪れは全道的に遅く、根釧地方では天気予報の最低気温に-記号がついたりつかなかったりするような日々が続いている。
レンタカーは両親と妹の一家4人の家族旅行のためにはやや過大なくらいなマツダアテンザ・スポーツワゴンがあてがわれた。

まずは旭山動物園へ。動物の生態に即した施設が大当たりして大人気の動物園である。GW期間中は周辺が渋滞するとの情報であったが、中央道や東名道の大渋滞と比べれば全然ささやかなものであった。
しかし、入園券の購入列がかなり長い。次回にここを訪れる時には是非とも事前に入園券を用意しておきたいところである。

主な見所を中心に園内を回る。ペンギン館、アザラシ館、ホッキョクグマ館、オランウータン館。妹がたいへんペンギンが好きなので、旭川となったら此処に行くしかないという位の意気込みなのであった。
各館とも入場待ちの列が長く延びているがコミケの行列と比べれば全然ささやかなもので、そのような比較をしてしまう腐れオタクっぷりを自己批判しつつコノ動物園ハ何故かっぷるガ多イノデアロウカなどと、およそ童心とはほど遠い雑念をこね回しているうちに順番が来る。
大人気なだけあっていずれもすばらしい施設だった。確かにリピーターも多いだろうなと得心する。今後もさらに進化して行く旭山動物園の前途に幸あれ。

早くも昼過ぎなので旭川市街へ。旭川ラーメン発祥の名店と名高い「青葉」へ・・・と思ったら、もう「仕込み休憩」の時間のため、次善策として「山頭火」へ(都内にも支店があるということは後で知った)。塩ラーメンが絶品。

雨がやや強くなる中を層雲峡へ。層雲峡の奇岩やミズバショウ群生地を脇に見つつ走っていき、やや早い時間に層雲峡観光ホテルに到着。設備とスタッフの行き届いた良宿だが、残念ながらツアーデフォルトのバイキング形式の食事は料理によってかなり当たり外れが大きく、あまりよろしくない。山菜天麩羅や小豆白玉などは非常に美味だったのだが。

風呂は硫黄泉。と壁の証明書に記されている。匂いや濁りはそれほど猛烈なものではない。

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