Archive for 10月, 2004

南極新聞

今日買った本。

南極新聞 上・中・下(朝比奈菊雄編、欧文社文庫 各定価420円、揃3,840円)
クジラを捕って、考えた(川端裕人、徳間文庫 590円+税)
謀略熱河戦線(谷甲州、中公Cノベルス 1,100円+税)

本日は谷甲州先生の覇者の戦塵シリーズ最新刊「ラングーン侵攻」下巻の発売日であるところ、けしからぬ事にどの書店にも入荷していない。
覇者の戦塵だけではなく、同時発売の中公Cノベルス各書も見当たらぬ。新宿の紀伊国屋まで出向いてみたが無駄足で、そのかわり「謀略熱河戦線」の在庫をゲット。以前に角川からでていたシリーズ旧作を2巻合本にしたもののうちの一つ。角川版を持っているからとパスしていたのだが、若干の書き下ろしがあるとの事で改めて探し始めてみたら、その頃にはすでに店頭から姿を消していて万事休すなのであった。

本来は新刊目当てで赴いたのだが、まあこうして「謀略熱河戦線」を手に入れたのだから良しとしよう、とレジに向かった目に入ったのは何やら古本の固まっているコーナー。何かと思ったら、これが例の「ふるほん文庫やさん」との提携による絶版・品切文庫の販売コーナーなのであった。
ははあ、これがニュースに出ていたあれかとチェックしていると、「南極新聞」と題する3冊揃いが・・・。
え?「宗谷全記録」?南極の宗谷というと、ガ島に行った特務運送艦が戦後のご奉公で引揚船を経てPL107「宗谷」となった、あの初代南極観測船の事かぁぁぁぁっ!その新聞とは、もしやアレのことかぁっ!あわわわわ!!買う買う買う!

この本は第一次南極観測隊の「宗谷」艦内で発刊された日刊新聞をまとめたもので、昭和31年11月8日から翌4月24日までを網羅しているらしい。らしい、というのはまだ3冊揃いのビニールパックを開けていないからなのである。
「南極新聞」そのものについては「宗谷」のオホーツク海流氷観測の際に便乗した北杜夫先生が若干を紹介していたためにその存在を知っていたが、こうして文庫としてまとめられた物があったとは寡聞にして知らなかった。こういう事があるから、やはり長生きはせんといかんなぁ。

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TD2000

光岡自動車 復元スポーツカー「TD2000」を発売

英国のライトウェイトスポーツカーの傑作、MG-TDのリプロモデルを三岡自動車が正規代理店として輸入販売するという話。MGのTシリーズは1930年代に発売され、最終型のTFは1950年代に登場したらしい。
ええのう。98式軍衣やブリティッシュバトルドレスの将校姿で乗りたいのう。
ガソリン缶や革トランクを縛りつけてコパイ席にルイス機関銃を据えつけてベドウィン風の格好でアラビアのローレンスというのもいいのう。あれはロールスロイスだったが。

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Tour of Duty: First Season

Tour of Duty: First Season
DVD Box 5枚組
AMAZON 5,771円

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げんしけん

急速にハマった漫画。

げんしけん 1~4(木尾士目、講談社アフタヌーンKC 500円+税)

アニメ化とは全然無関係に、池袋虎の穴での原画展示で興味を引かれた漫画。
都内郊外の私立大学のオタク系サークル「現代視覚文化研究会」略して現視研に集うソレモンな奴らの日常。

いや、実にリアルだ。よく観察している。「ああ、こういう奴いたいた」と思わせるキャラ達もさる事ながら、合同部室棟の雰囲気が実に的確に描かれている。我々の白山2地下もこんな空気だったなぁ、あんな奴もいたなぁ、としばし感慨にふける。

とりあえず、大野さんも良いが、「オタクが嫌いな」荻上に萌え。いやー、新入生に必ず1人はいたんだよなぁ、こういう理屈っぽくトンがった奴。あ、俺もそんな風に評されていたんだっけか?

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パイオニア・ウーマン

今日読んだ本。

パイオニア・ウーマン(ジョアナ・ストラットン編、講談社学術文庫 1350円+税)

これはちょっと変わった経緯で成立した一冊。
アメリカの西部開拓時代にカンザスに乗り込んで艱難辛苦に耐えた「パイオニア・ウーマン」、女性開拓者800人による当時の懐旧談・手記を編集した本なのだが、最初に彼女らの草稿が集められた段階で企画者が歿。その娘が意思を引き継いで整理にあたったが、多忙のため中断。以来、半世紀にわたり屋根裏部屋で眠っていたこれらの史料が3代目によって再発見され、そして彼女が祖母と母親の遺志をついで刊行にこぎつけたのである。

従来の西部開拓史は男性の視点からのみ語られていたため、女性による証言は貴重なものだ。開拓に身を投じた事情、過酷な自然、窮乏生活、鉄道と辺境の西遷、インディアンとの接触、バッファローハンターやカウボーイ、開拓の進展とコミュニティ、など、興味深いエピソードが連なる良書だった。

翻って、北海道開拓に関するこうした証言集が一般の手に取りやすい形で出版されていないのは何故であるか。いや、確かに刊行されているには違いないのだが、何故メジャー出版社の文庫や新書に収められていないのか。

  ◇

夜に某社の一次面接。感触は良さそうだったが、口が滑ってしくじったような気がものすごくする。ああ。

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アメリカ南部

今日読んだ本。

アメリカ南部(ジェームス・M・バーダマン、講談社現代新書 720円+税)

書名そのまんまにアメリカ南部の歴史・文化を概観する一冊。講談社現代新書らしく、平易でとりつきやすい入門書である。
CBSのTVドラマ「グッドラック・サイゴン」(Tour of duty)の1エピソードにガチガチの人種差別主義者の米兵が南部連合旗を掲げてジーク軍曹たちと揉めるストーリーがあったが、あの南部連合旗を善悪2極構図の記号として単純に捕らえていたのはちょっと理解が浅かったようだ。

ベトナム戦争での南部連合旗といえば「BANANA FISH」のカラー扉絵にもそのようなのがあったと記憶しているが、アレはどうなんだろうか。主人公はニューヨークのブロンクスかどこか出身の北部人だったはずだが、その彼が特に感ずるところもなく南部連合旗を広げているというのは長州人が新撰組のダンダラ羽織を着て喜んでいるようなものではなかろうか。

  ◇

卒然とインディアンジュエリーに興味が湧き、そのようなサイトをサーチ。国内のショップだと相場と真贋が疑わしいところもあるのでステーツ(スカした表現)のサイトもチェック。国内海外共によさそうなところを見つけ、さくっと海外発注した。ニューメキシコのズニ族居留地にあるショップで、ホピ族アーティストによるココペリ図案のペンダントトップ、75ドル也。
この手のインディアンジュエリーはナバホ・ズニ・ホピ・サントドミンゴの各部族が四天王だが、シルバーのオーバーレイ技巧が特徴のホピ族ものが自分の好みに特にマッチする模様。

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特別でないただの一日

今日買いに走った本。

マリア様がみてる 特別でないただの一日(今野緒雪、コバルト文庫 419円+税)

大きなお兄さんにも大人気の「マリみて」シリーズ最新刊。昨日に池袋の「虎の穴」に行ったら、フライングゲット狙いとおぼしき餓えた目つきの奴らが小説新刊のスペース周辺をうろうろしていて微苦笑。

しかし、スール話でまだ引っ張るのか。自分はバネ派でもハリガネ派でもないノンポリ、いや、あえて言えば蔦子さん派なのでまだ余裕をもって次巻を待てるのであるが、いずれかのファンにとっては堪らんだろうなぁ。
ついでながら、書中で瞳子ちゃんを「電気ドリル」と命名した聖様はなかなかセンスが鋭い。ただのドリルではなく電気ドリルなのである。

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