Archive for 7月, 2004

天国への階段

中島らも、逝去。
26日午前8時16分、脳挫傷による外傷性脳内血腫。52歳。

おバカな死に様だったが、らもさんらしい幕切れだったのかもしれない。

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アニマタ・パンセリナ

階段から転落して中島らもさん重傷(ZAKZAK)

おっさん、またラリってたんか?

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北陸豪雨

北陸で、近年稀に見る豪雨禍。河川の堤防決壊しまくりで、災害救助が落ちついたらまたぞろカミソリ堤防の護岸工事だの山林の溜水力低下だの行政の危機管理能力だのが槍玉に挙げられるのであろうと思われるが。

自分的には、ニュース映像を見て『おお、ブラウンウォーターだブラウンウォーターだ』などと手を叩いたオノレの不謹慎さを真っ先に自己批判したい。

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グラン・ブルー

今年は勤続10周年なのである。
が、業績悪化に伴う経費削減と統合のあおりでなーんにも報奨はないのである。
2期前までは5マンだか10マンだかの旅行券と特別休暇があったように記憶しているのだが、実にけしからぬ事ではないか。
と思ったりもしたが、転職活動が深く静かに進行中なので、近頃では勤務先で何があってもああそうですかハイハイと、そのような達観の域に達しているのである。あまり達観ぶりが表にでると疑惑を招くが。

それはそれとして、社会に出て10年というのは自分的に区切りではあるので、記念碑として時計を買ってみた。
オメガシーマスター120 AT。
新品を買うほどお大尽ではないので質屋系のリサイクルショップで購入。最初は男の子らしくスピードマスタープロを検討していたが、あまり似合わないらしいのでシーマスターにした。
それに、何しろしたぼくーずであるから、お魚大好きな(以下割愛)

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やってみなはれ みとくんなはれ

今日読んだ本。

やってみなはれ みとくんなはれ(山口瞳・開口健、新潮文庫 476円+税)

サントリー宣伝部の至宝による「幻のサントリー社史」。創始者鳥井信治郎と二代目佐治敬三の評伝。
本文1ページ目で山口瞳は「30歳未満」と「30歳以下」の違いを理解していない事を晒しているが、編集の誰かは気づかなかったのだろうか。
冒頭で山口瞳はサントリーのPR誌「洋酒天国」の編集員募集で入社するまでの経緯を語っているのだが、その求人条件は「30歳未満」なので「その年の十一月で三十一歳になってしまう」彼はタイムリミットが近いぞと焦る。しかし、実はその広告を見た時点で既に前提要件を満たしていないのである。
エントリーして当時の開高編集長と面接して友達になって、その後正式な入社試験の連絡がなかなか来なかったというような事を書いているが、これは書類選考で落されても当然なケースであろう。無連絡放流でも文句は言えない。
「未満」「以下」の取り違えはその後の箇所にも出てくるのであきらかに誤用に気づいていないまま他界したのだと思われるが、直木賞作家とも思えぬ誤用が堂々と1ページに載っているのは興をそぐ事おびただしい。

開口健のパートの方は流石に本物。
大袈裟な表現を多用しながらも筆は滑らず、大阪の焼跡の浮浪児開高少年や宣伝部の開高社員が登場するがあくまでも導入部の狂言回しに徹し、無駄な自分語りはしない。
総評としてはサントリー万歳が基調なのは遺憾ながら、とか条件をつけるのは自分がニッカ党だからなのであろうが、公平に見て良書か。

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帝国ホテル 厨房物語

今日読んだ本。

帝国ホテル 厨房物語(村上信夫、日経ビジネス人文庫 648円+税)

戦前から帝国ホテルのシェフとして修行を積み、東京オリンピックで選手村の厨房を総指揮し、戦後日本の食生活の多様化・欧風化の尖兵としてNHK「きょうの料理」で活躍したフランス料理界の重鎮、ムッシュ村上こと村上信夫氏の自伝。日経新聞の連載記事「私の履歴書」をまとめたもの。
徴兵で中国戦線に送られ、乱視のせいで小銃と軽機は全然ダメだったが歩兵砲の照準手としては名手だったという話が興味深かった。何故に名手だったのかと言うと、光学照準機で乱視をカバーできたうえ、シェフなので両手での微妙な操作はお手の物だったからなのだそうである。

自分の父とムッシュとは仕事上少なからぬ縁があり、その関係で読んでみる気になったのだが、戦争や東京オリンピックの際のエピソードなどがなかなか面白かった。最近の当たり本と言えよう。
父に「村上ムッシュがこんな本を出したよ」と見せると、読み終わったらぜひ貸してくれ、と言われた。読書の趣味はない父だが、身近な人物の著書は気になるらしい。

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三大陸周遊記 抄

最近読んだ本。

三大陸周遊記 抄(イブン・バットゥータ、中公文庫BIBLO 1143円+税)

大航海時代以前のアラブ世界の大旅行家、イブン・バットゥータの名高い紀行記。山川の世界史教科書で馴染みぶかい人名ながら肝心の著作を読んだことがなく、長い間の夢だった。中公文庫からの発刊がアナウンスされた時、齢**にして抄訳とはいえ日本語訳を読めるという事実にわが身は震えたのであった。これは読み終わるまで絶対に死ねないと、そのように過剰なまでの期待だったのである。

こうした期待は得てして裏切られがちなものだが、この「三大陸周遊記」はそのようなイガラっぽい思いを味あわずに楽しめた。強いて不満を言えば「抄」なだけに原本の1/3程度の訳出にとどまっている事か。
内容的には前記の通りの紀行文で、ヘロドトスやマルコ・ポーロが眉唾物のホラ話まで忠実に書いちゃっているのに対しておおむね自分で見た事、信用するに足る人物による話だけを書いている。「見て来たような嘘」は書いていない。ただし、実際にマラッカ海峡から東に行ったのかどうかは議論があるところのようで、南シナ海から北京のあたりの著述は我々の知っている歴史的事実とは食い違いが大きい。

ホラ話が少ないというのは反面、読物としていささかツマランという事でもあるが、わざわざホラ話を求めなくても当時のイスラム世界の様子を垣間見るだけでもツマランどころの話ではない。
どうもイブン・バットゥータの時代には聖者の奇蹟に満ち満ちていたらしく、しかも奇蹟は奇蹟として素直にとらえる素朴な時代だったのか、彼は全世界のあちこちで遭遇した奇蹟譚を驚嘆すべき事実としてそのまま記している。余計な所感や揶揄や暴露ぬきの淡々とした筆致が実に好ましい。
イブン・バットゥータは迷信に目が眩んだ野蛮人のあほうだった、と見なす事もできようが、彼の時代には本当に奇蹟があったのだなぁと思う方がはるかに心地好い空想であろう。

   ◇

大学時代の漫研の後輩が、某出版社の賞を取るとのことで祝宴。
場所はいつもの居酒屋、「田舎家」。
所用あって宴の終盤に顔を出す。主賓そっちのけで大阪旅行のプランだのアフガンの「ハインド」がスティンガー避けに信号銃を撃ちまくっただの風俗だのAVのコピーだのの話ばかりしていたような気がするが、田舎家で祝宴をするとなるとふしぎにも主賓そっちのけで各自勝手に盛り上がるという奇蹟が起こるのである。この奇蹟が起こるには各自一人あて最低3本のビール中瓶が必要で、しかも必ずしも主賓がその場にいなくても構わないという神秘さなのであった。

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祭兵団インパール戦記

最近読んだ本。

祭兵団インパール戦記(深沢卓夫、光文社NF文庫 724円+税)
ノモンハンの空(鈴木五郎、光文社NF文庫 667円+税)

「祭兵団インパール戦記」は、関東軍第一師団野砲兵第一連隊の叩き上げ大尉の回想録。前半の揚州大運河を巡る戦闘の回想が白眉。
ある陣地で友軍が孤立した。包囲している数万人、数個師団級の敵軍に対し、救援にさけるのは数個小隊。通常の手段では戦力的にも時間的にも間に合わない、と歴戦の砲兵将校である深沢中尉が提案したのは「船艇による強行突破」だった。
2隻の舟艇を前後に連ね、先頭は指揮艇で10センチ榴弾砲、2番艇は重機1、軽機2を搭載。10榴の信管は予め零距離と500メートルにセットして前方の敵に備え、後方は重機、両側面は軽機が担当。馬用の乾燥干草のブロックを積んでアーマーとする。これはまさしく河川海軍流の作戦である。
提案者である中尉が指揮した作戦は見事に成功し、そして友軍と合流した10センチ榴弾砲の猛射で敵軍は撤退するのであった。
運河の両岸は土手のために陸上から舟艇を射撃するには身を曝露せねばならず、迫撃砲や手榴弾も効果的には使えないので高速突破する舟艇側に有利との読みだが、思いつきやヒラメキではなく計算ずくで到達した「奇策」であるあたりに非凡なものがある。

悪名高いインパール作戦での経験を綴った後半部では同作戦そのものの稚拙さや牟田口司令らの卑劣な行状、白骨街道やチンドウィン河畔の悲惨な状況が記されているが、声高な告発ではなく静かな静かな記述である。静かなだけに、深い。
最近読んだ戦記では大当たりの一冊。

「ノモンハンの空」は、陸軍航空隊の揺籃からノモンハンまでという、この分野では真空地帯的な時代にスポットをあてた一冊。架空の人物を主人公とした小説仕立てだが、サルムソン機から97式戦闘機に至るまでの陸軍戦闘機の発達と昭和10年代の日ソ国境紛争の概観がよくわかる良書。

   ◇

通院と称して有給休暇を取り、その実は新宿にて某社の転職試験および面接。
淡々とした先方の態度にはどことなく形式的な感じがあり、どうも仲介役の人材紹介会社への義理イベントのような匂いがした。悪くない会社のようだが、結果はあまり期待しないでおこう。

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ベッサR2

フォクトレンダー・ベッサR2をゲットー。イェー。

すいません、R買って1ヶ月なのに物欲に負けました。
あ。
レンズのリングアダプターを買うの忘れてた。

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