Archive for 3月, 2004

らくちん

e-bayでビッドしていた物がいくつかあった事を唐突に思い出し、あわててMy e-bayにアクセス。
どれも落札できていたがオークション終了後3-5日程度放置してしまっていた。
Paypal指定分はすぐ決済手続きができたが、1つだけ見慣れない決済方法を指定しているのがある。
何かと思ったら、ウェスタンユニオンの決済代行サービスらしく、Paypalと同様のものらしい。
メジャーカードを持っていればオンラインでさくさく手続きを進められる。
郵便局に赴いてシチメンドくさい書類に記入してドル為替を買って郵送して・・・とやっていた頃に比べると実にお手軽で、隔世の感に堪えない。

で、なぜ唐突に思い出したのかというと、同じくe-bayで落札していたレプリカパッチが届いたからで、何だかんだと文句を垂れつつもまた買ってしまう性なのであった。

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いとしき歳月

本日買った本。

マリア様がみてる いとしき歳月(今野緒雪、コバルト文庫 前後各438円+税)
マリア様がみてる チェリーブロッサム(今野緒雪、コバルト文庫 前後各476円+税)
食味風々録(阿川弘之、新調文庫 476円+税)
ショージ君のぐうたら旅行(東海林さだお、文春文庫 448円+税)

「マリ見て」も既刊の半分まで到達。第一期の薔薇様たちも卒業し、物語は大きな転回点を迎える。筈。

より長く楽しむべくショージ君は文春文庫の刊行順に読もう、などと余計な縛りを決めたために「にっぽん拝見」から全然進まなかったが、やっと2冊目の「ぐうたら旅行」を入手。かなり絶版となっているようで、資金的にも古本屋で探求せざるをえないか。よし。(さらに長く楽しめるのが嬉しいらしい)

昨日撮ったフィルムをラボに出し、出来上がりまでうらうらとした天気の中、中野まで赴いてカメラ屋など覗く。中古とはいえベッサR2は高いのう。ライカよりは安いには違いないが。
ブロードウェーに入り、時計屋を覗く。中古とはいえオメガスピードマスターは(略)

本日から新規開店したLAZY CATでBWNのビアカンバッジを購入。以前から米軍系ミリタリー物では名のある無店舗ショップで、自宅から近いブロードウェーに店舗が出るとは幸運なり。

うらうらとした天気の中を帰宅する道がすら他家の植木の松竹梅を眺めつつ、俺が一軒家を構える時は庭に植木を・・・梅か桜を植えよう、桃もいいかも、とぼんやり思う。
梅には鴬が来る。三脚を立てて梅の枝にピンをあわせ、煎茶を淹れて本を読みながら鴬を待とう。その家には書庫が必要だ。軍服部屋にするウォークインクロゼットもだ。
しかし、その家の主の側にいる家族、というものが想像できない。
多分、俺は趣味と結婚して独り老いて、本のグランドキャニオンに挟まれて涅槃に入り、三途の川に至るときにはいつのまにか左落ちの黒ベレーを被っていて、『ああ、あの渡し舟はPBRだぞ』と狂喜して渡し賃をたっぷり弾むのだろう。
それでいい。
犀の角のように、ただ独り歩め。

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100トン対1000トン

尖閣諸島の魚釣島、海保20隻態勢で厳戒(読売新聞)

国際政治についての論評はさておき、興味を引いたのは船舶のトン数の話。
不法侵入の漁船は50~100トン級、対する海上保安庁の大型巡視船が1,000トン級。
船格にこれだけ差があると航路妨害や臨検移乗がやりにくいし、尖閣諸島の海域は荒れるから「うっかり接触して漁船が沈」というアクシデントの可能性も高い。さらに、喫水に違いがあるため漁船が浅水域に逃げると追跡できない。子機のゴムボートを出されると尚更だ。

という訳で、ベトナム戦争時に似たような状況であったTF-115で使用された艦艇のトン数を調べてみた。
米コーストガードの84フィート級カッター「ポイント級」の正確なデータは不明だが、現用のカッターで同等のものから類推すると約100-120トン。
ジョン・ケリー候補も乗った米海軍のPCF(Sweft)が23トン。
ついでに、TF-116のPBRが8トン。
以上であった。
満載トンか規準トンか排水トンか、という比較単位の問題はあるが、こうして比べてみると海上保安庁が投入する180トン級の小型巡視船でもいささか過重なようではある。尤も、TF-115は漁船よりもさらに小さく喫水の浅いジャンク・サンパンも相手にせねばならなかったのだが。

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訃報:イワエモン

イワエモンこと岩田次夫氏、歿。
かねてより肺癌で入院加療中であったが、肺炎の併発により天に召された。

本職であるSEのノウハウを元にコミックマーケット準備会業務の合理化・システム化に取り組み、現在のコミケットひいてはオタク文化の興隆を導いた偉人。ニフティの同人誌フォーラムでの論客としても活躍。
ここ数年はスタッフとしての第一線からは退いていたが、心底から同人誌を愛している水戸黄門として人望が高かった。驕らず威張らず利権に走らず、『コミケ準備会の良心』と評されるにふさわしい人柄だった。
直接親しく話したことはなかったが、「日本国際事務機器」の売り子として参加した際に何冊かお買い求めに来られた事があったように思う。Dr.モローの漫画でおなじみのイワエモンが目の前に立ち、杉崎さんの作った同人誌を所望している、という事実に呆然としている間にさらりと去って行った。

さようなら。そして、ありがとう、イワエモン。

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訃報:いかりや長介

いかりや長介、死去
天国でも新井忠と、ジョン・レノンの前座を勤めているのだろうか。

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沖縄・先島への道

最近買った本。

沖縄・先島への道(司馬遼太郎、朝日文庫 440円+税)
想像力の地球旅行(荒俣宏、角川文庫 857円+税)

来月に沖縄に行くので関連の本がマイブーム中。
「沖縄・先島への道」は街道をゆくシリーズの一冊で、含蓄のある旅行記。

「想像力の地球旅行」は博物学のあゆみが主なテーマ。
「アニマ」誌などで連載された記事が元だが、同書内で既出の人物・事象の説明がたびたび重複しているのが大変カンにさわる。
雑誌連載時に読者の便を図るための配慮としてであろうが、こうして一冊にまとめる場合には重複部を削るのが通例。「加筆修正している」と明記しているのだから『初出ママで収録した』という言い訳も成り立たないだろう。
「同じことを2度書かない」「読みやすい文を書く」という文筆家としての良識を問いたい。

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攻撃輸送艦ゲイジ

琉球新報より。
(付記:琉球新報へのリンク先が流れた。Yahoo!JAPAN

太平洋戦争直後からニューポートニューズ市で長らく係留されっぱなしだった米海軍攻撃輸送艦(APA)「ゲイジ」の廃棄案が持ち上がり、にわかに保存運動が盛り上がっている模様。
1944年11月の進水後、ガダルカナルから沖縄まで転戦。現存するAPAの中では比較的原形を保っているそうである。

記事中では「デッキから縄バシゴを下ろして兵士を上陸させる」などと恐ろしく省略した書き方をしているが、もちろん敵軍支配下の岸壁に横づけしたり海岸に座礁するのではない。搭載しているLCVP(軽上陸艇、小発)をデリックで着水させた後に海兵隊員が舷側の縄バシゴで移乗し、そして海岸へ向かう訳だ。

歴戦の艦とはいえ、早い話が戦時標準型の汎用輸送船にカイコ棚ベッドとLCVPと40ミリボフォースとあと何かを付け加えた程度のものだから「保存運動」と言ってもいささか地味で求心力に欠けるのではないかと思われるが、案外米国にも谷甲州ファンみたいなのが大勢いて盛り上がるかもしれない。
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R-D1

エプソンが世界初のレンズ交換式レンジファインダーデジタルカメラを発表。
コシナのベッサR2をベースに610万画素のデジタルユニットを組み込み、 メディアはSDメモリーカード。
ライカMマウント、コシナのアダプターでLマウントも可。
オープンプライスで実売価格30マンの観測。しかもボディのみ。

バルナックライカとライカMシリーズは銀塩レンジファインダーカメラの最高峰である。それゆえ各国でライカコピーが作られ、そのスクリューマウント(俗称ライカマウント/Lマウント)とMマウント規格はレンズのデファクトスタンダードとなり、数多くのレンズ、銘玉と呼ばれる傑作レンズが作られた。
ベトナム戦争の頃にはすでに日本製一眼レフが市場を席巻しつつあったが、ライカに信頼を寄せて愛用した戦場カメラマンも多かった。広角での視野が広い、ブラックアウトがない、ミラー音がない、等レンジファインダーそのものの利点に加え、「ライカ」の名前とその示すものは無視できないファクターだったのだ。
しかし、レンジファインダー、そしてライカは時代の趨勢にあわなくなった。
ライカは一部好事家のための趣味アイテムになった。
そんな中、2000年にコシナが「フォクトレンダー・ベッサR」をリリース。ライカ互換マウントを使うレンジファインダーが現代によみがえったのだ。
今となってはバカ高く使いにくいライカでなくてもライカ互換の銘玉を使えるというコンセプトは反響をよび、上位バージョンのベッサR2やベッサL等のバリエーション展開をするほどに育った。
そして、今度のデジタル化である。

エプソンのニュースリリースで「あえてアナログ的な“使いこなす喜び”を感じるという道具としてのカメラの原点を残したマニュアル感覚の高画質デジタルカメラです。」と謳っている通り、液晶部分を隠せたり、「フィルム巻き上げレバー」にシャッターチャージ機能をあたえたりと、銀塩の雰囲気を最大限残す事に意を払っている。
これはいい。ベトナム戦争リエナクトで戦場カメラマンを演るために開発されたようなデジカメではないか。
しかし、実売30マンではなぁ。
ここで諦めれば良いものを、物欲は一歩後退して銀塩のベッサR/R2に向かうのであった。ああ。

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グーテンベルク万歳

2月にさかのぼって読書日記をポスト。一気に書くのは大変なので、数回に分けてぼちぼち進めよう。

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昭和キャバレー秘史

最近買った本。

昭和キャバレー秘史(福富太郎、講談社文庫PLUS 629円+税)
魔女とカルトのドイツ史(浜本隆志、講談社現代新書 720円+税)
博徒の明治維新(高橋敏、ちくま新書 740円+税)
張形と江戸をんな(田中優子、洋泉社新書 720円+税)

「昭和キャバレー秘史」はキャバレー太郎こと福富太郎による昭和大衆史。当時の業界紙や古老の聞き書きなどの史料を元に、戦前から平成までのキャバレーの客観的通史と福富氏の述懐で構成。浮世絵コレクターとしても名高い福富氏だけあり、知性と教養を感じさせる文章は下手な物書きよりも明瞭明晰。

「魔女とカルトのドイツ史」は、歴史上しばしばカルト的熱狂と破滅を繰り返したゲルマン文化の連続性を読み解く良書。

「博徒の明治維新」は、従来的な歴史研究からは無視されていた「碑史」の立場からの歴史研究を掲げる一冊。国定忠次や清水次郎長、勢力富五郎や黒駒勝蔵ら大衆小説や芝居・講談・浪曲で名高い博徒・侠客と明治維新との関りを、アカデミックな文献学の手法にのっとって考察。

「張形と江戸をんな」は性具・春画を通した江戸風俗の研究。エロ好事家によるカタログ本のごときではなく、セクシュアリティ論の領域にも至る真面目な一冊。

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