Archive for 9月, 2003

なぜ人はニセ科学を信じるのか

最近買った本。

兵隊やくざ(有馬頼義、光文社NF文庫 629円)
ミンダナオ島戦記(荒木功、光文社NF文庫 638円)
続・大空のサムライ(坂井三郎、光文社NF文庫 857円)
なぜ人はニセ科学を信じるのか(1・2)(マイクル・シャーマー、ハヤカワNF文庫 各700円)
LET IT BE!(3)(こいずみまり、小学館サンデーGXコミックス 522円)

荒木「功」氏のイサオは宛て字で、「員力」と書くのが正。
歿後2年目で今さら大空のサムライかと思われるかもしれないが、以前買ったハードカバー版はなかなか手軽とは言いがたいので、命日を機に新装改訂版となった光文社NF文庫を買って再読している次第。
トヨムラ大兄が紅頬の高校生だったみぎりの受験の折に坂井翁から頂いたという励ましの手紙を拝見したことがあるが、力の満ちあふれた達筆で便箋2枚に簡にして要、厳しくもあたたかい文面から大村航空隊の教官時代の坂井氏の姿がほの見えるようであった。

「なぜ人はニセ科学を信じるのか」は、創造論やUFOアプダクションや似非科学カルトやホロコースト捏造論などの似非科学を懐疑論の視点で論破し、正統的な科学する心を啓蒙する一冊。
実はこの類の似非科学を紹介し、反論し、論破し、粉砕する知的ゲームが好きなものでいろいろと読んできたが、古典的名著のマーティン・ガードナー「奇妙な論理 I/II」がやはり白眉かと思う。

「LET IT BE!」は一応学園ラブコメという事になっているが、CUT×OUTに比べるといささか凡庸か。

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孫子とベレーバッヂ

今さらのように岩波文庫版の「孫子」を再読。
俺にもこの滋味が判るようになったか、枯れたもんだ、などと余計なところでいらぬ感慨を抱く。
あらためて思うと太平洋戦争の作戦指導はことごとく孫子の訓に反していたような気がするが、結果として負け戦になったからそう思うだけなのかしらん。

アメリカより小荷物到来。TF116のベレー用金属バッヂのレプリカ。
このTF116のベレー用金属バッヂの実物は非常にレアな代物で、現物のクリアな画像すらも一度e-bayに出展されていたのを見たきりである。その時はあれよあれよという間に日本円で○万円分まで競りあがってしまったのでうなだれつつ降りざるを得なかったが、ことほど左様に欧米のコレクター間でも非常に珍重される存在なのである。

これがないとTF116を再現しても画竜点睛を大いに欠くというアイテムであるにもかかわらず、「実物は入手困難・レプリカは存在せず」という状況が長らく続いていた。金属バッヂではなく刺繍パッチでも構わないのだが、これまた実物はレア、レプリカも決定版と呼べるものがないという困った状態だった。
そんな中、あのピーターセン氏がTF116のベレー用金属バッヂのレプリカをリリースする運びとなったので早速入手してみたのである。コレクター神の啓示にうたれたのか商機の風を嗅ぎ取ったかは知らないが、いずれにしてもありがたい話である。

(tf116pins.jpg)
左から、TF116の金属レプリカ帽章・TF115実物帽章・TF116ビアカンバッジ2種。
こうして比べて見ると「チープな仕上げで色も違うじゃないか、ちゃんと作りやがれピーターセン!」とののしりたくなるが、「ローカルメイド版を再現した」と断っている上にあのピーターセンの事であるから、まあ実物に忠実な出来の筈なのであろう。そう願いたい。何しろ比較の対象となるべき実物を見たことがないのだからそのように信ずるしかない。ベトナムローカルメイドバッヂの再現という意味では大変それらしくて良い出来だが。

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